2009年10月5日月曜日

ORF2009平塚スタイル創造プロジェクト

連日の、平塚スタイル創造プロジェクト関係のエントリーですw 先日、webの各パーツが完成して、コーダーの方の手に渡りました。後は、コーディングしていただくのを待つのみです。 平塚スタイル創造プロジェクトは、11月23日、24日の慶應義塾大学の産官学連携イベントORF2009にパネルを出展します。その報告要旨を添付致します。ご都合のあう方は、ぜひ会場にいらっしゃってください。他にもSFCのさまざまなプロジェクトの研究発表を見ることができます。

(西田)

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【平塚スタイル創造プロジェクト:商工会議所と湘南地域4大学の恊働による地域活性化を目指して】  

 本報告は、平塚商工会議所青年部と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)、産能大、東海大、神奈川大の4大学との地域活性化恊働事業「平塚スタイル創造プロジェクト」の社会的告知と水平展開可能性が目的である。 
 「平塚スタイル創造プロジェクト」は、商工会議所と大学の連携による「平塚」の高付加価値化を目的にするプロジェクトである。具体的には、2009年度は、平塚の「食」の創造をテーマに、大学生の提案するコンセプトを商工事業者の協力のもとで「地域ブランド」の開発・販売を行う。  本プロジェクトには2つの特徴がある。第1に、商工会議所という地域における人的、技術的リソースが集中する組織をハブとして活用する点である。商工会議所が周辺地域の大学生を連携・競合させつつ、学生には「地域ブランド創造」という経験を、事業者には学生による新しい視点の導入をインセンティブにしている。第2に、地域における大学の有効活用の可能性がある。大学には、商工会議所とは異なった「知」と人的リソースの蓄積があり、地域社会での有効活用が期待されている。大学単体では競合相手となるので連携は難しいが、地域活性化というテーマと商工会議所のイニシアチブによって、恊働の可能性が開かれるのである。 
 現在、このプロジェクトに参加している各大学で、地域資源の掘り起こし、スイーツの利用、「スティック」という形態を活かした食品開発が進められている。SFCチームは、ポータルサイトの構築と、「平塚の食」に関連した地域情報とコンテンツの「みえる化・アーカイブ化」、及びそれらのインタラクションによって地域の高付加価値化を提案している。具体的には、「平塚ごはん」「平塚interview」「平塚美男美女」「平塚MAP」等をメインコンテンツとして準備している。 
 「平塚スタイル創造プロジェクト」は、これまでに2009年6月13日に行われた平塚商工会議所青年部20周年記念の式典において、湘南ベルマーレ社長の真壁氏らを迎え、SFC・産能大の学生による地域ブランド創造に関する公開ディスカッションを行った。また「かながわの恊働を考えるフォーラム」でも活動報告を行った。2009年12月には、平塚運動公園にて、試作品の配布、プロトタイプの展示、パネル展示などを行う予定である。 
 なお、本プロジェクトは、来年度以降も行政との連携による平塚駅前の活性化など、地域活性化のプラットフォームとして継続予定である。  

キーワード 
【平塚 商工会議所 地域大学連携 地域活性化 地域ブランド】