2009年6月13日土曜日

「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」ポート

先日の「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」のレポートを『SFC CLIP』に掲載していただきました。


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「平塚商工会議所青年部20周年事業「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」におけるSFCチームの活動報告」

去る6月6日(土)、平塚中央公民館にて、平塚商工会議所青年部20周年事業の一環として、
「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」が行われた。当日、同事業に
協力しているSFC学生有志のチームと産業能率大学の学生有志のチームが、司会の田子千尋氏と
コーディネーターである(株)湘南ベルマーレ社長の真壁潔氏、コメンテーターの
商工会議所の方々を交えて、プレゼンテーションとディスカッションを行った。

SFCからは、政策・メディア研究科後期博士課程西田亮介のコーディネートのもと、
環境情報学部4年 連勇太朗、政策・メディア研究科修士課程SIコース1年 増崎孝弘、
環境情報学部2年 藤井俊輔、環境情報学部3年 平野巨樹を中心とする、
建築、コンテンツ製作、地域活性化など様々なバックグラウンドを持つメンバーが
集まり、約1ヶ月に渡って平塚のフィールドワークや資料作りなどディスカッションの準備を行ってきた。

イベント当日は、150人近い観客のもと、
連、増崎、藤井、平野の4人が登壇し、
「archi-commonsによるSFC的平塚スタイルの創造」という
テーマでプレゼンテーションを行った。

このarchi-commonsいう概念は、連が開発する暗黙知と形式知の循環を
関係アクターでシェアしながら、価値の創造に取り組む
web2.0的なナレッジ・マネジメント手法である。

その後、イノベーション概念の解説や食への適応の可能性、
関係アクターで情報を共有するための言説の在り方などが
SFC生、産能大生、コーディネーターの間では議論された。
真壁氏からは、新しいメディアと手法を活用したソーシャル・イノベーションを打ち出すSFC生に対し、
中高年層へのアピールにおける既存メディアの有用性を指摘された。
これは新手法にこだわるSFCチームへの、まちづくりの現場からの有意義な指摘と言えるだろう。
だが、この指摘に対しても、SFCチームから、「確かに高齢者や既存の枠組にあわせていくことも必要だが、
同時に、そうした人々も「新しいもの」に関心を持ってほしい。」と反論がなされるなど、
SFCチームを含めた登壇者の間で熱い議論が行われた。このようにして、当イベントは盛況のうちに幕を閉じた。

このプロジェクトは、今後も継続していき、商工事業者の方々の
協力のもと、実際の食品の開発、販売、広告モデルの開発などを行っていく予定である。

関心のある方は

平塚商工会議所青年部20周年事業 平塚スタイル創造プロジェクト コーディネーター/
政策・メディア研究科後期博士課程 西田亮介 ryosuke[at]sfc.keio.ac.jp([at]を@に変えてください)

まで、ご連絡下さい。

平塚スタイル創造プロジェクトSFCチームのブログはこちら↓

http://sfc-hiratsuka.blogspot.com/