実は、いろいろ誤解の連鎖もあって会議自体が紛糾するなど一悶着あったのだが、雨降って地固まる的により一層、建設的な雰囲気になったはずだ。
大学関係者と商工事業者さんたちといったような背景の異なるアクターが集うと、例えば、同じ「食」という言葉でも思い浮かぶイメージやその範囲が大きく違う。世の中、なんでもコラボレーション、これボレーションという雰囲気で、いろんなアクターが集まれば勝手に価値が創造されるかのようなイメージもあるが、そんなことは全くない。
文脈が違うがゆえに、誤解も生じやすいし、「阿吽の呼吸」も存在しない。だからこそ、いつも以上に入念で丁寧な「擦り合わせ」が必要なのである。そのことを改めて再確認した次第だった。
(西田)